金言-149:金(ゴールド)

今回は金(ゴールド)にまつわる話題です。先週末、日経新聞社8階ホールで開かれ
たセミナーでのひとこまです。

1)北海道の大学教授
台風がもたらした風速50Mを超える強風で、有名なポプラ並木の半数が倒れました
。植物専門の同僚に聞くと、沢山の樹木が倒れたのは、痛ましいことではあるが良い
ところもあると次の話をしてくれました。
「並木の半分以上の大木が倒れたおかげで、幸いなことがあります。スペースができ
ました。今まで陽が当たらなかった場所に陽が当たるようになり、若い木が育つこと
ができます。」

2)貴金属ディーラー
樹木にたとえるなら、金(ゴールド)は根にあたります。しっかり根をはらないと樹
木は育ちません。しかし、根だけでは実がなりません。地上に伸びる幹と葉があって
初めて果実がなります。

葉が枯れても、根から補給されるチカラによって次のシーズンには葉がでて実がなり
ます。損切りで葉を枯らしても根が残っていれば、また芽がでる可能性があります。

3)よそうはうそよ
エコノミストは、強気一筋と弱気一辺倒のタイプがいます。予想は考えすぎると外れ
ます。しかし予想の半分ぐらいは当たります。だから強気弱気をまぜないで、どちら
かをつらぬけば打率5割が狙えます。これは、米大リーグの日本打者の成績を超えて
います。地中に根を埋め肥料を与え幹を育て実がなり収穫するまでには時間がかかり
ます。時間がかかることを継続するときに大切なことがあります。それは楽しくやる
こと。予想は外れるので自分の判断でやること。ある程度の知識を身につけるのも、
楽しみのひとつです。

◆あとがき

11月に新しい日本銀行券(お札)が発行になります。最高額紙幣が流通枚数の70
%を超えると、更なる高額紙幣が発行されるのが世界の定説といわれています。今、
日本株式会社の財布の中には、枚数では、一万円札が7割以上入っているそうです。
これは10万円札を発行する日が来るということです。インフレの臭いがします。な
らば、楽しみながらインフレをむかえ、節税ではなく沢山税金が払えるように資産運
用、利益確保をしていきたいものです。なので、原価意識のない人は実業から退場し
ていただきたい。

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