神戸の某組織の会則:「団結、報復、沈黙」

ヤクザの親分の組織論が「経営学」として文書化されていましたのでご紹介します。
業界最大手の組織の会則です。

会則:「団結、報復、沈黙」
官憲の前では次のとおりに説明するそうです。
「団結とは要するに和である。和を保つこと。報復とは要するに他人に受けた恩は必ず返せということ。沈黙とは他人のことをあまりぐずぐず言わない、口を慎めということ。」

この会則で維持する組織は、圧倒的な武力の誇示が前提です。武力による優位性が組織に平和をもたらすそうです。勝てるかもしれないと相手が勘違いすると、つっかかってくるので、武力は一目で力の差が分かる程度でないと意味がないとのこと。

話せば分かると叫ばなければならない状況で、話し合いが持たれることはなく、通常は圧倒的な力を持った方が問答無用といって一件を総括します。企業間では、武力より金と権益の絡む既得権を持った方が優勢です。企業内では人事権を持った経営者側が勝ち組で、たとえ営業力をもっていても被雇用者は弱い立場に置かれます。

高倉健が表現した任侠の世界では、健さんは渡世の義理を立てて親分の理不尽な振る舞いにもじっと耐え続けます。(力道山が悪役レスラーの反則技に限界まで耐えて最後に空手チョップで決着をつけるように)堪えきれなくなったところで、健さんは重たい義理を捨て人情を選びます。ここからは圧倒的な武力行使が始まり、悪役は話せば分かると命乞いをします。ここで怯んでは話が先に進みません。

企業内でも同じようなことが起こりそうです。会社で非常に理不尽な責めを上司から受けたとしたら、健さんでなくてもサラリーマンネズミは猫に噛みつきたくなります。上司の前に書類をたたきつけ、上司の机をひっくり返してみたいと一度は思ったことのある人は「スイッチ・オン」といわれたら、100人中何人押すでしょうか。

神戸の親分が決めた会則は説得力があります。下出に出るとつけ上がる輩が多いので、得意分野で圧倒的な優位性を周知徹底することは効果があります。格下の小僧が勘違いしてつっかかってこないように「団結、報復、沈黙」を身に着けたいものです。

一方、法令順守の立場をとるとしたら、最近施行された「公益通報者保護法」があります。不正の告発者の解雇・左遷を禁じる法律で証拠隠滅の恐れがあればマスコミに直接通報しても告発者は保護されます。また公正取引委員会では独占禁止法が改正され、談合やカルテルを最初に自首すると司法取引が認められるようになりました。武力行使をしない人でも、内部告発と司法取引で、真っ暗闇な世の中に光を灯しやすくなりそうです。

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