金言−635:挑戦者は近未来の残り時間を気にしません

50過ぎに最初の会社を興した際、IBM出身パートナー2人のうちのひとりがまとめる
提案内容には、失望しました。彼が取引先に提案する案件は、小規模で、利益額は
1週間1家族の家計の足しになるぐらいのものでした。ベンチャー業界では小さく始
めて大きく育てることがお約束ではありましたが、この人は小さなリスクで小さな
利益の限界を超える意思表示を結局しませんでした。健康上の爆弾を抱えていたの
も一因でしたが、結局ITバブルの崩壊の流れのなかで市場からいなくなりました。

先日放送の「歴史秘話」によると、本能寺で織田信長を攻めた時の明智光秀は、当
時としては高齢でした。人生50年の時代に67歳で天下を狙いました、安土桃山時代
では、子や孫に託すべきミッションです。従う重臣も老人クラブでは体力で敵対勢
力に勝てません。

平成22年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.64です。現在なら67歳で勝負し
てもまだ時間が残っています。永田町でも西新宿でも、60~70代の人たちが天下を
狙って日夜戦っています。

いつの世も、挑戦を続ける人たちは残り時間を気にしません。
諦めた時が負けとなり、近未来に残り時間があればその時価が暴落しますから。

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