201912-405:ハッピーホリデー

欧米はクリスマス休暇で商いは閑散。
我が国は欧米の民俗的イベントは積極的に商いに取り入れますが、休みはとりません。年末年始休業の前にクリスマス休暇は考えられません。商機を逃します。でも幹部社員にとってはすでに商戦は終わっています。11月には雇用契約を延長し早々に休暇をとり年初からエンジン全開です。ヘッドハンターからのオファーをまとめた従業員も年始からのフレッシュスタートに向けて充電休暇です。
オフィスは閑散、ボスが休暇をとると秘書は仕事がないので休み、取引先も休み。休暇をみんながとれば怖くないという赤信号を渡るビートたけしと同じ理屈です。外資で働いていた頃、この理屈が理解できませんでした。オフィスにいるのは、意思決定に無縁のワーカーで、ルーティン作業をこなしています。
有給休暇がありながら、とることはできませんでした。日本市場のクライントは仕事納め直前であわただしく仕事していますから。そして、年始は日本のクライアントは休みではありますが、欧米の仲間が年始から100%稼働しますので、安心して休むことはできませんでした。
振り返るに、意気地がなかったか、遠慮したか、休むと席がなくなることが不安だったか。対抗策は簡単です、自信がなければ、仕事がなくても出勤してスタンバイすることです。これでほとんどのバスに乗ることができます。でも会社の有事は、直前まで従業員には知らされません。どうせ自己責任といわれるなら、解は起業と考えました。そんなこんなで、16年経過しました。

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