201912-404:アレクサ、電気つけて。

リビングルームの照明を、アレクサ対応のシーリングライトに替えました。
早速「電気をつけて」と声をかけたところ、意外にも、「テレビですか」と返してきました。
そこで「アレクサ、ライトをつけて」と言い直したところ、照明が点灯し「はい」と返事がありました。
いままで気がつきませんでした。ヒトとのやりとりで「電気をつける」といったら照明を点けることでした。ITの世界では少し違うようです。

そういえば、ソフトウェア会社に転職して、IBM互換のパソコンの操作になれず苦労していた入社間もない時期にありました。若者が体調不良ということで定時に2時間ほど遅れて出社してきたので、社交辞令というか普通の会社で通じるお約束ごととして、「大丈夫?」と声をかけました。なんと予想を裏切る応えに驚きました。「大丈夫だから出社しました」とつぶやいてきました。この若者とは平常時は良好なコミュニケーションをとってきました。前の職場なら耳にすることはない返しでした。それで関係が壊れるとか変化するとかはなく、若者の距離感はいままでどおりでした。

アレクサに、電気をつけるといったら、裸電球に通電することで、その頃はまだテレビが存在していなかったし、と敗戦国の暮らしの推移を理解してもらうわけにもいかないでしょう。通電するデバイスを特定しないと次のアクションが生まれないという環境で暮らしているのですから。

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