201808-955:Siri 音声アシスタント

ヒアラブルデバイス

AirPodsのテレビCMが流れるたびに、テレビの前に置いてあるiPodが反応します。アレクサもアレクサと聞き取れるようなテレビから流れる音声に反応します。
アレクサでは音声でamazonの注文ができるので、テレビで「アレクサ、xx注文して」とか流れたら注文が成立しかねません。我が家では誤発注を避けるため、音声での注文はオフにしています。

音声技術は著しく進歩しました。初期のIBMのソフトではユーザが長文を読んでユニークユーザの声を初期設定していました。現在の市販ワイヤレスイヤホンは不特定多数の声を初期セットアップ無しで聴きとります。時代はウェアラブルからヒアラブルとのことです。
音声アシスタントによりヒトは耳と口でAIデバイスを動かします。モノに触れずにモノを動かす、非接触型の家電は相性がよければ快適な生活空間を提供してくれます。安心・安全にそういう暮らしを楽しめることを関係各位に感謝します。

人工知能を搭載したOSと恋をする世界。これだけ技術の進歩が早ければ、スパイク・ジョーンズが映画『her』で描いた世界は、そう遠くない未来に実現するのかもしれない。

同作品の中で、主人公のセオドアは人工知能OSサマンサと、耳と声を使ってコミュニケーションする。シーンに何度も映り込むのが、セオドアが耳に装着したデバイスだ。2人は、このデバイスでつながっていた。

耳に装着したデバイスでコミュニケーションすることで、セオドアは手と目がコンピュータに奪われることなく、身体を使って感情を表現する。手と目をコンピュータから開放し、耳と口を活かすことで私たちはより感情豊かになれるのではないだろうか。

成長が期待される「ヒアラブルデバイス」市場
2016年後半からウェアラブルの次を担うトレンドとして、headphoneとwearableを組み合わせた造語「ヒアラブル」が注目を集めている。

ヒアラブルデバイスは耳に装着できる小型デバイスを指す。英リサーチ会社のWiFore Wireless Consultingのレポートによれば、2020年にはヒアラブルデバイスの市場規模が5兆円、現在の4倍近くにまで拡大するという。

ウェアラブルから「ヒアラブル」へ。音声技術と共に急成長する新たなデバイス市場

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