金言-91:ウェイトレスと料理人

1)情報提供:ソフトウェア会社の経営者

2)ウェイトレス商売
ウェイトレスは注文をとって、できあがった料理を運んで店から給料をもらい、欧米ならお客さまからチップをもらって暮らしています。料理が高ければ、お客さまが払う料金も上がります。

3)料理人商売
料理人は素材に付加価値をつけてお客さまに提供します。顧客満足度は素材の価格ではなく、品質でありそれに盛り付けた付加価値によって決まります。もちろん、利益率もウェイトレス商売とは比較になりません。

同じようなことを、先日中国で耳にしました。お彼岸に目にする卒塔婆が素材として200円でお寺に納入しても、お墓にお供えする時には5~10倍の値段になります。なぜなら、和尚さんが魂を入れるからです。

この独立系のソフトウェア会社の経営者は、30億をつぎ込んでドイツのソフトウェアの足元を崩そうとしています。高額なドイツのパッケージを販売するのは、ウェイトレスと同じだといい、ベンダーの採算性(パッケージ)とユーザの柔軟性(手作り)の間で、解を提案しています。

4)語録
この方は基幹業務のソフトウェア開発に30億つぎ込み、10数億の負債をかかえて精力的に社業に励んでいらっしゃいます。

「本気でサポートする気の無い人は反対する。後で失敗したら、やめておけばよかったのにと、イヤミをいうのだろう。」「周りに反対された仕事は燃える。」「差別化の知恵は、追い込まれないと生まれない」「負債がなければ、守りだけになる。」

◆あとがき
今大流行しているウイルスに感染しました。インターネットにつなぎ、しばらくすると「Remote Procedure Callサービスは異常終了したため再起動します」というメッセージがでて、いきなり再起動のカウントダウンが始まりました。このエラーの意味がわからずメーカーのテクニカルサービスの電話しようとしても、話中でつながりません。マニュアルには、トラブルの際はウェブサイトを参照するようにかかれていますが、ウェブサイトを開こうとすると再起動が始まります。電話は通じない、FAQのウェブサイトは開けないということになり、お手上げ状態になりました。

たまたまWindows98のPCでメールを見たとき、Blasterに関するメールマガジンが配信されていて、いつもなら読み飛ばすところが、上記のエラーメッセージを目にしました。全く同じエラーメッセージであったので、ウイルスに感染したことに気がつきました。原因が判明すれば後は何とかなります。手順書どおりにワームを削除し、XPは復旧しました。今回は、ただインターネットに繋いだだけでOSが感染してしまうので、困りました。

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