金言−823:スポーツ少年

連日甲子園で高校生の野球大会がテレビで放映されています。プロ野球と違って、
限られたメンバーで戦い続けるので、最終ラウンドまで行く間に主力選手に疲労や
故障のトラブルが発生し、戦闘能力が落ちてしまう強豪チームがでてきます。ピッ
チャーで4番打者で主将というヒーローが攻撃の回で大活躍すれば、次の守りでエ
ースはスタミナ切れで相手チームの倍返しの反撃が待っています。
その結果、予想外のゲーム展開となり、ただ見ているだけのお茶の間ファンを大い
に楽しませてくれます。小学生の野球はさらに面白いです。送球より走塁のスピー
ドが速くてセーフになったり、残念なエラーをしたり、監督のサインの読み違いを
したり、とにかく試合展開がシナリオどおりにいかないので面白いです。

今回出張で滞在したホテルで、スポーツ合宿中の少年たちをみました。
再認識したのは、強いチームの少年たちは、礼儀正しく教育的指導をシッカリ受け
ているということです。ホテル館内では個人客に迷惑をかけないように静かに行動
しています。団体行動も統制がとれていて動きに無駄がありません。
一方弱いチームは、集合時間になっても動きは緩慢で、パブリックスペースでも賑
やかに行動しています。監督や父兄もビアガーデンで夏休みを楽しんだりしていま
す。県大会や国体にご縁のない緩い少年団です。

団体行動や挨拶などのしつけをきっちりとしておけば、スポーツ少年が勤め人など
の大人になった時に最初のスタートで同期に圧倒的な差をつけられなくて済むはず
です。ところが、2番でもいいと言って2番にもなれなかったレッドチャイナ系国会
議員同様、ゆるいチームの少年たちの多くは、残念な近未来に遭遇する可能性が高
いと思います。

大きなお世話、「それが何か!」の世界ですけれど♪

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