金言-113:垂直統合

1)オーナー:大手銀行系エコノミスト

2)水平分業から垂直統合へ
製造業は、これまで水平分業で発展してきました。その結果、産業空洞化が問題になっています。これを垂直統合にすることによって克服しようという動きがでています。これは、モノ作りへの回帰、生産の国内シフトに向かいます。円高でも競争力のある強さを日本企業が持とうとする動きです。これは、他にマネができない、いわゆるナンバーワンではなく、オンリーワンを日本企業が目指すことで達成可能です。一から十まで一企業が統合して一貫生産体制をとることが、垂直統合です。こういうビジョンをもった経営者がいる企業は、これから発展していくということです。

3)企業再生から都市再生へ

垂直統合による企業再生が進むと、それを取り巻く都市が再生します。都市が再生するということは、不動産価値が上がるということで、将来、不動産株が買いにつながると予想されます。

◆あとがき

米国大統領選挙が秋に控えていますが、ブッシュジュニアは、一度も支持率が50%を割っていないそうです。さらに好感度は支持率を上回るといいます。そして良好な日米関係は日本の首相と米国大統領の個人的な新密度に大きく依存しているので、もし参院選で与党が負けると日米関係は大変なことになり、株価への影響は考えたくないと、先日のセミナーでエコノミストが口をそろえていっていました。

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