金言−690:ノーレイン・ノーレインボー

免疫力低下とか運動不足とかに縁がなかった若い頃、3連休に芦屋から横浜に車で
戻ったことがあります。カーナビが登場する前で、オンタイムの渋滞情報は162
0のラジオの情報ぐらいでした。事故渋滞もあり、早朝芦屋を出発し、翌朝横浜に
つきました。
片道500KMを超えるドライブで渋滞に巻き込まれるたびに、学習したのは、渋
滞はいつか終わること、そして道に迷わず少しでも前に進み続ければ、いつか必ず
目的地に到着することができるということでした。
ふと思うに、この考え方は右肩上がりの経済環境でのみ通じる処世術だったのでは
ないかということです。現在では、この雨はいつか必ず止むなどとのん気に待って
いると、洪水や土砂崩れにまきこまれ、原状回復が極めて困難な状況にまでもって
いかれてしまいます。強風波浪大雨洪水注意報がでたら、早めに非難して減災を選
んだほうが被害をミニマムにすることができます。
ハワイではノーレイン・ノーレインボーとかいうそうです。ピンチの後にはチャン
スがやってくるはずです。でも、集中豪雨で家屋が流された更地で、雨上がりに虹
を見ることができる人が何人いるかわかりませんが。

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