社会人になって独立して最初にしたのは新聞購読の契約でした
現場から管理部門に異動すると日経新聞に変更しました まだインターネットが存在していない時代です
当時は情報収集がビジネスマンの王道でした どれだけ早くたくさんの情報を手に入れるかがビジネスコンサルタントの講演テーマでした
仕事を続けていると日経新聞が期待に応えてくれないことを何度も実習する機会がありました
インターネットが普及すると新聞週刊誌の存在感が希薄になり無くても困らないことがわかり購読をやめました 情報収集能力ではなくたくさんの情報を取捨選択して損をしない情報を選別する能力が求められています 
団塊世代の環境は 時間の経過とともに車の所有も不要なものに変わりました 所有することから必要なときに必要な物を借りて使うことにシフトチェンジです
荒井由美が煽った苗場スキー場がピークを過ぎた頃 スキー場のレンタル用品が毎年ニューモデルであることを知り 経年劣化するスキー板を所有して旧モデルの板を大事に保守管理して年に数日使うということに疑問を感じ レンタルに切り替えました
車も同じです 毎日仕事で使うとか公共交通システムが不十分な地域なら話は別ですが主にレジャーや買い物に使う車はレンタルで十分です 車検費用も維持費も駐車場も不要です レンタカーの駐車場には新型車が並んでいます
若者が車やテレビから離れています 高齢者も同じです 車はもちろんテレビのワイドショーも不要です タレントやコメント屋さんたちが直近の事象について噂話をしています しょせん他人の噂話です 不要不急のニュースやトークショーを見なくなりました 私企業や官公庁からの必要な告知は書面やメールやウェブサイトでわかります 新聞テレビから離れるというのは情報を遮断したことにはならないということに ようやく気がついたということであります
そういえばアップルの新型イヤホンは相手が外国語で話すと同時に日本語に翻訳した音声も聞こえるそうです これで辞書も通訳も不要となりました 同じ言語を使わなくても お互いにイヤホンを介して意思疎通が可能となりました 
外国語を学習するのではなく 翻訳AIに正しく伝わる言葉を使うスキルが求められる世の中になりました

 
  




