金言-939:団塊の世代がスポーツジムに通い始めたのでは?

筋トレ

団塊の世代の父親たちは、晩年大きな一眼レフカメラを抱えて草花や風景を撮っていました。この瞬間を永遠に遺すという合言葉で。形見分けのとき、取得時は高額であった銀塩カメラは、法定相続人の注目を浴びずオークション対象になりました。親族のだれかの押入れで燃えないゴミになるよりは、愛好家の手に渡ったほうが再利用されて、供養にもなるということです。振り返れば、重い一眼を抱えて写真を撮りに出かけるためには、自力歩行ができて眼が見えなければいけませんし、撮影先から自宅に戻れなければいけません。肥満は膝の故障を誘発しますので、過食による肥満は大敵です。健康寿命が大切でした。そこで、早朝の公園や里山には元気な高齢者が高速で歩いていました。

団塊の世代はバブル期に福利厚生の一部として通っていたスポーツジムを見直しているかもしれません。親の世代のウォーキングではストレッチや筋トレが足りないのです。健康寿命の大事な要素である脳と筋肉はトレーニングでまだまだ成長を続けるというTIPSがトリガーになっています。
ダイエット目的で通うのは、容姿が気になるおばちゃん世代。それよりも、精神的なストレスを有酸素運動や筋トレで解消して、精神疾患を予防し、健全な肉体と健全な精神を手に入れることが極めて当然になっているような気配を感じます。スポーツジム通いには、高額な道具が不要です。それにユーザ間の付き合いも生じません。皆さん、他人の意見は聞かずに、それなりの目標をたてて自分のタイミングでトレーニングしています。筋トレには酒もタバコも相性が悪いので話題になりません。ジムには禁煙ステッカーも喫煙コーナーもありません。それに食前酒に助けていただかなくても食がすすみます。加えて免疫力が補強されますので、医療費削減効果があります。シェイプアップのメリットは見た目の優位性が精神的な面に楽観的に波及していきます。いいことづくめのムードです。テレビドラマでジムでの筋トレシーンがよく出てくるわけです。主人公は過食の豊満体型ではありません。危険からすばやく身をかわし、津波からは坂や階段をかけあがり、暴風豪雨地震で倒壊した不動産の瓦礫の下から自力で這い上がります、首都有事の際は普段ストレッチや筋トレをしている人たちがたくさん生き残るに違いありません。

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