金言−461:多剤耐性的「無礼な小僧菌」の増殖

近頃は、O157、BSE、サーズ、トリインフル、ブタインフルと次々に新型の
ウイルスがやってきます。そして、多くは一定期間が経過すると鎮静化し、翌年は
別のウイルスが登場します。まるでチョコレートメーカーのバレンタインデーのよ
うに、薬屋さんやマスク屋さんの利益確保のためのお約束キャンペーンのような感
じです。今年は、抗生物質が効かない新型スーパー耐性菌が登場してきました。

今回は「日和見感染」(感染耐性力の低下時、非病原微生物による感染)が気にな
りました。健康体では感染症を起こさないような病原体(弱毒微生物、非病原微生
物、平素無害菌)が原因で発症する感染症です。

気になったのは、平素無害菌が宿主の免疫力低下で悪さをする件です。いつの時代
でも「近頃の若者は」と若い人たちの無礼な言動に年長者はため息をついてきまし
た。これは、年長者の免疫力が低下して、内在する弱毒微生物・非病原微生物・平
素無害菌である小僧たちに対する抑止力が失われたのが原因であるということを学
習しました。

無礼な小僧や小娘の増殖は、年長者の免疫力が低下し抑止力喪失がもたらしたもの
と考えると、平素無害菌の有害性を責めるのではなく、圧倒的なパワーを失った年
長者自らの弱体化を自覚すべきであると考えます。

周囲で無礼な小僧菌が増殖して悪さを始めたら、それは免疫力低下による日和見感
染です。小僧が悪いのではなく、こちらの抑止力がなくなったのです。多剤耐性的
「無礼な小僧菌」の増殖は、こちらのパワー不足が原因です。

日和見感染だからとあきらめますか。それとも原因がわかったので、リハビリに励
みますか。

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