金言1229:絶滅危惧種

昨今黒字企業が大規模なリストラを実施して中長期的な経営基盤強化をはかるという手口が話題になっています。
そういうトレンド下では危惧はしませんが絶滅しそうな勤め人がいるはずです。
そういうヒトのリストに記載されるこの人は、PCの画面に向かって日中独り言をつぶやいています。彼のつぶやきに隣席の仲間が時々返事をしてしまいます。そんな中で、彼がつぶやきをやめることがあります。居眠りをしているわけではありません。画面をのぞくと、インターネットで趣味のサイトを見ています。デスクで静かにしている時は、仕事をしていない時なのです。
夕方になると、彼は上司が帰社するまで席で待機しています。上司や仲間のガス抜きのお誘いは断りません。やりかけの仕事は翌早朝に済ませるので、問題ありません。
飲み屋では、カラオケはお上手、好き嫌いなく酒を飲み、仕事の進捗状況に影響されずに楽しみます。このプラス思考を上司は評価していると思います。

危惧するところはもちろんあります。原価意識というか、コスト感覚というか、会社の利益から経費をだすという管理職の姿勢がうかがえません。どうせ会社の経費だからという感覚、サラリーマン根性が見え隠れします。
自然淘汰の対象であることは世の中の流れであります。

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