金言1125:若手登用、成果主義

2025年には全ての団塊の世代の生き残りが75歳以上となる超高齢化社会になると専門家が占っています。団塊の世代は小学校の頃から限られたパイを奪い合い、周囲のライバルたちと切磋琢磨して今日まで生き残ってきました。
勤め人になるとパワーゲームを覚えました。年功序列のお約束に疑問を持ち、上司より部下の方が有能であるとかいう高揚感も味わいました。まだ欧米社会の実力・成果主義が日本企業のデフォルトになる前のことです。
Y2KのITバブルが弾けた頃から成果主義を日本企業が採用し始めました。30年も欧米に連敗して年功序列と定期昇給を維持できなくなったために違いありません。
ちょうどその頃、団塊の世代は役職定年を迎えました。転職してもヘッドハンターの世話になっても部長職以上のポストにありつけなくなっていました。若手登用が株主対策に有効な手口だったことも年長の勤め人には逆風になりました。

若い頃は下剋上のような雰囲気で年長者を舐めていたわけですが、その順番が団塊の世代に回ってきたのでしょう。50歳を超える頃から、若手登用のトレンドに逆らうことは無理になってきました。初めて年少者に舐められるという経験をしてから20年以上も経ちました。あの時は踊り場と感じて勤め人を卒業して起業しました。これが奏功して現在があります。年齢に関係なく敗者は勝者においていかれます。舐めるとか舐められるとかいう極めて属人的で主観的な感情から自分を自分で解放することが肝心だと30年もかけて学習した次第です。認知症とうつ病が高齢者の2大疾患とのこと、まだまだ対抗できます、いたします♪

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