小学生の頃、３つ下の妹をよく泣かせました。
その度に祖母や母から「たった二人だけの兄妹なのだから仲良くしなさい」といわれました。たった二人だけという表現が当時は理解できませんでした。これが仲良くしなければならない理由なのか、どんなに大事なことなのかわかりませんでした。

今では一人っ子は普通ですが、祖母も母も6人とか8人とか兄弟姉妹がいたのでたった二人ということが異常なことだったのでしょう。「ワンレン・ボディコン・爪長ハイヒール」とか「ダブルインカム・ノーキッズ」とかいってバブリーな暮らしを経験したことがある団塊の世代は、年金生活で身の丈にあった暮らしがおちついてくると、ようやくたった二人だけの兄妹というのがどれだけインパクトがあることかを理解できるようになります。

昨日は妹の祥月命日でした。親族の命日には故人を偲び、外出を控え株や為替の取引も控えています。いままで命日には、旅先で体調を崩したり大損したりしてきたので自分なりのアノマリーです。
５９年経ちました。思い出すたびにあの時はごめんと深く反省はしています。回忌表では５０回忌の次は７０回忌となっていますので、１０年後に何かしてあげようと思います。「バケツリスト１００」に加えました。