202110-619:NO1恐るべし!

Lien-Fang

初めて営業部門に配属された時、当時の部門長はクライアントファーストで、会社のために働いているよりは取引先の都合に合わせて働いているように見えました。
それでしっかり顧客の心をつかみ、会社の利益に貢献している限りは公私混同も癒着も経営幹部は黙認していました。
部門長の同期が取締役になったとき、ご本人は赤坂で中華そば屋の店主になっていました。
何はともあれ、この人が取引先に営業をかけるときは徹底していました。身につけるモノは全て取引先に関係するものに限りました。競合他社については全く触れません。取引先が化粧品関係なら、整髪料やコロン、シャンプー、ソープ、クリームまで手に入るモノはすべて使用して、訪問しました。

一度、自動車会社の営業にお供したことがあります。
NO1の会社です。訪問先のメーカーのよく売れている車をどこかから手配して正面玄関からよく見えるところに停めました。
面談中、雑談のなかでライバルメーカーの車で来た営業マンの話題になりました。
門前払いかと思ったら、大歓迎すると応えました。
理由は、次に乗り換えるときは自社に替わるから、マーケットシェアが拡大するという理由でした。
NO1恐るべし、いまでも忘れられません。

NO2でもいいじゃんとかいっていると、NO2にもなれません。

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