昔は、名門大学を卒業してお笑い芸人になる若者はレアケースで、不思議な存在でした。それがいまでは普通になりました。
思うに、学力や努力した結果に見合う職場が変わってきたのでしょう。
団塊の世代が２０代の頃、良家の子女の腰掛け先は銀行とかエアラインでした。
潮目が変わってきたのを自分なりに知った場面があります。
富裕層の先輩が銀座の行きつけのクラブでご馳走してくれました。
NO１ホステスが相手にするのはカネ離れのいい人です、先輩のおかげで間近でNO１の匂いをかぎ、仕草や接遇を実際に見ることができました。
女優とかモデルとかの仕事でなくホステスを選んだ理由を聞きました。答えは明解、十分に稼げるし、束縛されないし、他人の目を気にせず好きなことができるということでした。
子供たちが目標とする大人の職業は時代とともに変わります。
名門大学卒業の若者が目指す地平もいろいろなわけです。