202108-472:居抜き物件

条件が合えば居抜き物件は割安で手に入る物件です。
では、よくある従業員付きの企業買収はどうでしょうか。
私企業で、重大な事故を起こして事業存続が困難になるほど信頼を失った場合に、廃業に追い込まれることがあります。建物設備はそのまま居抜き物件と売買されることもあります。居抜きの場合、従業員もそのまま残ることもあります。
代替わりをして看板を掛け替えてリフレッシュオープンですが、中身は元のままという場合もあります。その場合、元の常連客は戻ってくるかというと、それほど甘くはありません。
什器備品と違って居抜きの従業員は、主が代わっても、いままでどおりが居心地いいと思うのがいて足を引っ張ります。
政治の世界も同様。深刻な失策をして有権者の支持を失ったグループが、看板を掛け替えても、残党構成員は健在で方法論も同じです。有権者は羹に懲りて膾を吹き続けます。
居抜き物件を買ったオーナーは、古参の従業員を1年の猶予を与えて例外なくリリースしないと、テイクオーバーはうまくいきません。

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