金言-222:今度は勝つかもしれない

トリノ五輪が毎日放送されています。中継スタッフが前向きに仕事をしてくれないと
視聴率が下がり、高額な協賛金を払っている企業は元がとれなくなってしまいます。
準決勝で負け、3位決定戦では初のメダルまであと少しというところで100%自分
たちのミスで負けてしまった3人娘がいました。何回見ても、転倒するシーンが映る
までは勝つかも知れないと応援してしまいます。

出場順位、対戦相手、天候、会場、審判など本人の実力とは関係のない要因が勝敗に
影響を与えます。第三者であるレポーターはお得意さまの選手たちの敗因について、
この外的要因と選手本人の「ガラスの心臓」などを加えてコメントします。そして転
倒はリンクの氷が原因だと選手は決して思ってはいけないとアドバイスします。

視点を変えると、勝った選手は実力で勝つべくして勝ったとはあまり言いません。対
戦相手が不調だったとか、ラッキーだったとか、本人の資質と実力以外の幸運を口に
することがたびたびあります。

トリノの大舞台は、日常のビジネスにもあてはまります。
こういうビジネスマンがチームメートにいると不運です。
3人で組んだ追い抜きレースではこの人が勝手に転倒し、競争相手に追い抜かれてゲ
ームオーバーです。

1)レベルの低い人
 自分の生活費を稼げる程度の金額を取引の目標にするベンチャー系ビジネスマン。
2)平気で不法行為をする人
 コンプライアンスの希薄なビジネスマン。
3)物乞いを繰り返す人
 借りたものは自分の物、借金は財産だと思っているビジネスマン。
4)約束を守らない人
 納期を守らない、期限までに負債を返済しないビジネスマン。
5)意思の弱い人
 酒席で泥酔する、酩酊状態でもかまわず顧客に電話するビジネスマン。

属人的な不運は回避して、リスクを軽くしたいものです。
今度は勝つかもしれません。

◆あとがき

昔、テレビがまだ白黒画面だった頃、大相撲が民放でも放送されていました。取り組
みが終わるごとに、スローモーションで勝敗の決定する場面を再現していました。
落語の三平師匠が「夜の番組でもう一度放送があるよ。じゃあ、見てみよう。今度は
勝つかもしれないな。」といった一席がありました。

毎日、前向きに五輪中継をしているテレビを見ていて、三平師匠のこの小話を思い出
しました。負けは分かっているのですが、はっきりするまでは、今度は勝つかもしれ
ないとつい応援してしまいます。

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