ビフォアコロナ時代のはなしですが、商談を終えたあと、地下鉄の改札口で大きな声で名前を呼び捨てされました。アルコールがはいっていましたので、反応は鈍かったのですが、だれだかわかりませんでした。当たり障りなく挨拶を交わし、名刺交換したところ、30年前に同じ職場にいた2年先輩でした。この人は、大卒の幹部候補社員の中で現場にこだわり管理職の道を選ばなかった人だということを思い出しました。
30年も前、同じ事業所にいましたが、一緒に仕事をしたことはありません。その人が大声で名前を呼んでくれました。別に追われているわけではありませんが一瞬、身の危険を感じました。次のサプライズは、有名大学の教授の肩書きでした。
定年後に母校の後輩たちに実学をボランティアで教えてあげたいという団塊世代の同窓生の意向と、費用対効果で歓迎する大学側の需要があるそうです。いつかこの需給関係に乗っかって、会長職の次はプロフェッサーになって、世のため人のために仕事をしたいものです。