金言-1016:人生最初で最後の円満撤退

社会に出て、最初の会社には15年お世話になりました。
その後、バブルが3回あり、それぞれ商機にのって転職、はじけて転職を繰り返してきました。ふしぎにそれぞれのサイクルはおおむね5年でした。
三鷹の大沢村のキャンパスでは、先輩たちの動向が語り継がれていました。この大学の卒業生はだいたい5年で転職を繰り返すといわれていました。
奇しくも自分も先例の枠内でエビデンスを1個追加したような気分です。

当時話題にならなかったことがいくつかありましたが、そのひとつは飛ぶ鳥は後をにごさなかったかどうかです。現職の限界と先行き不透明を感じて転職するわけですから、底に溜まったヘドロから足を抜く際にヘドロの拡散は少しありそうです。

外資で大規模な組織改編があったときは、結果として次ぎのトップになった幹部従業員が組織改編の発表の翌日から休暇をとり人事が決定するまでオフィスに顔をだしませんでした。解雇や異動で人員配置が落ち着いてから出社しました。これもひとつの危機管理かと学習しました。応用できればと思いましたが、そういう環境には遭遇しませんでした。

自分なりのコロナ禍での浮き沈みとしては、昨年3月は取引先が倒産して失注、今年3月は同じくコロナ禍で先行き不透明で取引継続を断念し撤退。今年の撤退は円満に実施できるよう気を配りました。これがB2Bの最初で最後の円満撤退となりそうです。

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