202103-145:他山の石も天下布武も範囲は限定的

信長が想定した天下とは日本列島ではなく京都を中心とした近畿圏に限定されていたと言う学者の話をききました。 最近では、与党の派閥の親分が党員の不始末について他山の石と表現しました。
天下人でも与党の長老でも結局守備範囲は足元だけというところが似ています。
与党の大臣経験者の不法行為は、自分の派閥の直系子分でない限り他人事であるということを教えてくれました。野党も同じ穴のむじなです。他山の石を日本語の辞書に書いてあるとおりに使うのではなく、古来よりの日本人の考え方にそって意味を理解して使ったほうがよろしかったでしょう。

公職選挙法違反の罪に問われた元法相の河井克行被告について、自民党の二階幹事長が「他山の石」と表現したことに、批判が相次いでいる。 自民党・二階幹事長「党としても、他山の石として、しっかり対応していかなければ」 河井被告の自民党在籍時の事件であるにもかかわらず、「他人の言動を自らの助けにする」という意味の「他山の石」と、ひとごとのように表現した二階氏に、野党からは。 立憲民主党・枝野代表「日本語を理解されていないのか、ちょっと意味不明の発言であり、(事件は)自民党のど真ん中で起こった」

二階氏発言に波紋 河井克行被告事件「他山の石」

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