202102-79:強制ロスカット

為替と株の取引では、含み損が証拠金の残高の一定の割合を超えると強制的にロスカットとなります。含み損の拡大が極めて一時的で例外的で短時間に値が戻る商状であっても、追加の証拠金が間に合わなければ、待った無しの決済となり損失が確定します。
コロナ禍が1年続き、まだまだウイルスのデリバティブが拡散しているなかで、あらたな支援先が要求されています。ウィズコロナに適応できない業態や環境に合わせて変化できない商人は消滅するのが資本主義経済社会の定めです。弱者救済は行政の務めでしょうが、弱肉強食の商いの世界に多額の公金を投入してビフォアコロナ時代には生存できた商人を絶滅危惧種のように保護延命をはかるのはいかがなものかと、違和感を覚えます。

コロナ禍の収束が不透明ななか、倒産企業のほとんどが過小資本の小・零細規模で、再建を諦めた消滅型の破産が136件(構成比93.7%)と9割以上に達する。
 企業、仲間内の忘年会、新年会の自粛で、居酒屋は年末年始のかき入れ時の売上が消失した。“三密回避”のため飲食店は滞在時間や来店客数を制限しているが、1月に11都府県に緊急事態宣言が再発令され、2月には10都府県で延長された。これ以外にも時短営業を要請する自治体もあり、居酒屋を含む飲食業界を取り巻く経営環境は厳しさを増している。新型コロナの国内感染確認から1年を経過し、新たな支援策が求められている。

2020年度 「居酒屋の倒産動向」調査

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