202010-619:資格制度

知人が自慢の美人娘さんから聞いた話。
IT企業の内定者向けの研修の件です。この会社は新卒内定者研修で業務に関連する国家資格の取得に向けてプロのインストラクターによる研修があります。研修費用と受験料は会社負担です。
会社は11月に1回目の受験で資格取得を目指しますが、不合格でも2月の再挑戦があります。そうしてめでたく新入社員は全員資格をとって入社式に臨みます。

ところが2回連続不合格の内定者がでてきます。内定する前に会社は応募者の能力を査定していますので、大学卒業論文に集中したため十分な時間がとれず資格取得ができなかったと思われます。それでも内定取り消しはありません。

例外が必ずあるというのが世間の定説ですから、この会社でも不合格のまま入社して2年経過してもまだ合格できないという従業員がレアケースで発生します。資格取得は義務付けられていますので、本人が退職しないかぎり、合格するまで年3回受験料自費で挑戦しなければいけません。儲かっている会社はここが違います。資格取得できなくても受験しているかぎり解雇しません。
弁護士資格無しのパラリーガルが非弁行為をするというような違法行為ではありませんので、資格取得ができなくても資格相当の知識は学習しているので、業務には支障がないということでしょう。

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