202010-596:何を言っているのか分からない

6歳のこどもの話です。一般のテレビドラマを見ていた6歳のこどもがとつぜん、何を言っているのか分からないといいました。見ていた番組は児童向けではありません、いわゆるドラマです。ただし、出演している役者全員が関西地方の言葉だけを使っていました。普段TVで見ている、標準語を話すタレントが、突然なじみのない訛りだけを使っていたので、言葉が理解できず、戸惑ったのです。

言われてみれば、普段耳にしない訛りばかりでドラマが展開していると、話の展開についていくのに苦労します、ときどき知らない単語がでてきます。きっと頭の中で標準語の字幕スーパーを読んでいるのかもしれません。

そういえば、大昔、まだ沖縄で左ハンドルの国産車が走っていた頃のことです。右側通行の沖縄の道路をレンタカーで走りました。交差点の表示はローマ字だけで米国駐留軍向けのようでした。道に迷い村人に道を尋ねたところ100%ローカルな言語だったので全くわかりませんでした。ラジオもおなじように100%ローカルで放送する局があり、「ハイサイおじさん」の世界でした。大変困った懐かしい思い出です。

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