先週はお笑い芸人の不倫がトークショーのお題のトップに登場しました。
疫病感染拡大にまつわる話題から久しぶりに距離を置くことができました。
アフターコロナの日常に戻る兆しなのかもしれません。命を脅かす中華ウイルスは見えないし臭わないし、ここは大丈夫と思えばそうかもしれないしと、個人の気持ち次第の危うい状況になってきました。
第2波は秋口にやってくるとか、やはり東京五輪は幻の大会になるとか、一部の専門家やプロのコメント屋さんは、いまだに悲観的な占いをしています。

今回のパンデミックになる前から外出時はマスク着用を心がけていました。
幸い花粉症に全く縁がないので、春先から花粉症を理由にマスクをする人たちの気持ちは全くわかりませんが、週に何回も西新宿のオフィスに通勤していた頃は、真夏を除いて、電車や会議室などいわゆる3蜜のシーンではマスク着用でした。インフル感染対策でも花粉対策でもなく、臭い対策でした。

ヘビースモーカーや前夜深酒した人、デパート1階の舶来香水のにおいが漂うご婦人などが電車で隣席になったときの対抗策です。特にキツイ香水の匂いや体臭に咳き込んだり気分が悪くなったりするのを嫌い、あらかじめマスクをつけてパブリックスペースに立ち入りました。季節を問わずマスク着用のおかげで風邪の初期症状が出ても市販薬を夜服用すると翌朝には回復してきました。

パンデミックの不幸中の幸いは、衛生環境の著しい改善です。布マスクに吸湿速乾抗菌冷感消臭などの機能が上乗せされてきて、安心安全快適な日用品にバージョンアップしました。マスク以外でも疫病感染予防グッズが次々と登場しています。次に渡来する未知の疫病や突然起こる大震災に備えて、吉田の孫にもらったわけではない10万円を元手に、少しずつ目立たないように衛生用品や保存食品の備蓄を開始しました。