刑事物ドラマの班長のセリフの一節でした。
15年お世話になった会社の本社では帰宅時にデスクの上には設置された電話機以外は残さないローカルルールがありました。事業所から本社に異動してきた従業員は本社での所作を先輩従業員を見習うことで学習します。見習うことを嫌うと次の異動でいなくなります。暗黙の了解というか、今風にいいかえれば忖度が生き残るには最優先です。
そういうことで、従業員が帰宅したあとのオフィスは整然と並んだ電話機以外は何も置かれていません。壁側に設置されたロッカーに会社の書類を収め施錠します。個人が管理する書類や私物はデスクの引き出し、デスクの下、椅子の上に置いて、机上には何も残しません。これがお約束で、在職中はこの話題はなく、転職後は転職先でも同様にしていました。
転職先のSIerで「デスクの乱れは心の乱れ」とかいったら、おそらく変人扱いされたと思います。15年もアナログな会社にいた勤め人にとってシングルバイトのSEはだいぶ違うヒトたちでしたけれど。
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- 202004-163:デスクの乱れは心の乱れ