金言-962:手をつないで一緒にゴールは無理

ほんのいっときのことでしたが、児童の運動会の徒競走で手をつないで一緒にゴールするという奇妙なことがありました。みんなで渡れば怖くない赤信号だったのでしょう。いまはレッドチャイナ渡来の伝染病のおかげで、全世界が外出を控えてウイルス感染鎮静化まで息をひそめて自宅待機です。
生徒・児童はGW明けまで休校、長い春休みとなりました。
学校側が何らかの外的要因で門を閉ざすのは久しぶり。前回は70年代の全共闘時代。学生が構築したバリケードを機動隊が撤去したあと、大学側はキャンパスを高い壁で囲い、関所を設けて一般学生を校舎に入れて授業を再開しました。メキシコとの国境に壁をつくるのはトランプさんが学生時代に経験済みのことでしょう。当時はビルゲイツが仲間とガレージで試行錯誤していた時代です。ウェブも携帯も存在していません。公衆電話と警察無線が情報源でした。
今回は疫病が全世界に蔓延したため、ヒトは感染を嫌い命を守るためにそれぞれがカベをつくって外敵侵入をブロックしようとしています。今はおそらくSNSやウェブセミナーなど、オンラインで学習できる環境が整備されていますので、休校は生徒児童にとって致命的ではないはずです。でも、格差社会ですからオンラインや家庭教師を使って学習できる環境の有り無しで、またまた大差がついてしまいそうです。勝ち組はさらに戦闘能力を増し、負け組は底なしに感じる大底に向かって落ちていきます。マスク2枚とか30万円とかで埋まる溝ではございません。埋められると思ってもいないでしょうけれど。

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