Macの画面がモノクロからカラーに移行する頃、OSがバージョンアップするたびにインストールした各種ソフトもバージョンアップをもとめられ、しかも有料でした。カネのかかるOSでしたが、OSの進化を共有し便利さを享受するためですから、マイカーの定期点検や車検みたいな仕方ない出費と考えていました。大型車のエンジンを軽自動車のシャシーに載せているような感じで、意図されたOSの機能を発揮するハードが追いついていなかったというのが感想です。今では、通信環境が整備されソフトの進化にハードが十分に応えています。加えてハードが壊れにくくなりました。もちろん価格も下がりました。この点がマイカーと違うところです。テレックスからファクスに代わるころのパソコンは、軽自動車２台分ほどの価格でした。ダイナブッックが一世風靡していました。車は物価と同じで上がり続けましたが、パソコンは逆に下がり続けました。いまでは軽自動車１台相当の価格のパソコンを一般ユーザが買うことはありません。iPhoneより安いパソコンで十分です。

61年ぶりの命の危険がある大型台風が今夜上陸します。玄関や窓を開けることが危険という記録的な暴風です。そういう中で停電になる前にOSをバージョンアップしました。ソフトが２つ使えなくなりましたが、それでも時価総額１兆ドル超えの会社ですから、その勢いにあやかりたいと思います。