金言−646:「夢で良かった、本当に夢で良かった。」

「夢で良かった、本当に夢で良かった。」
悪夢から解放されたときに最初に出た言葉でした。
前夜、取引先との打ち合わせが遅くまで続き、かなり疲労して就寝となりました。
それも影響して、悪夢を見たようです。
父はバブル時代に蓄えた資産の一部を家族に隠していました。晩年まだらぼけとな
った頃、長男に埋蔵金の持ち出しを命じました。そして長男は代理人としていくつ
かの有価証券を現金にしました。紙袋に入れて運んでいるところで、依頼主が突然
体調を崩し、現金の処分は宙に浮きました。長男は父にならい、埋蔵金を家族に内
緒にしました。
何年かたち、長男はそれを家族に公開しようと貸金庫から持ち出しました。家族が
集まる場所に移動中に、現金の入ったカバンを紛失してしまいました。
以上が悪夢の概要です。
父が遺してくれた資産はリーマンショック・311などの未曾有の人災に呑み込ま
れてほとんど消滅しましたが、今回の夢の中では手つかずに残っていました。
タイムマシーンのドラマと同じように、きっと過去に戻って未来を修正しようと何
かをしても、結局、近未来は変わらないようになっているのかもしれません。そも
そも夢の中で紛失した埋蔵金は、現世には存在していないお宝ですから。

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