金言−609:B級品販売促進戦術

B級グルメとAKBの大成功のおかげで、B級品の販売促進戦術(Bグレードマーケティ
ング)が市民権を獲得しました。

手に入れるには高額で手が届かないAクラスの商品の代わりに、訳ありのBクラス
商品を提案することで、ユーザの消費マインドを満足させる商法です。

どこにでもいそうな普通の女子をアイドルとして売り出すことで、ファンはアイド
ルと一層同期しやすくなります。高嶺の花でなく、野に咲く花ですから。(宝塚フ
ァンの場合は、タカラジェンヌとビジュアル面で埋められない・越えられない格差
があります)

NO1はお呼びではありません。NO2でどこが悪いの♪一流大学卒でもなく、キャリア
でもない普通の人たちが、多数派の代表として表舞台に登場しています。一握りの
NO1は、多数のNO2の利益を代表していないということです。

昨今の情報番組に登場する人たちも普通の人たちで、見直す余地がたくさんあるマ
ーケティング手法とかアマチュアな手口とかが現在進行形で紹介されます。視聴者
は、これなら自分たちのほうがまだましだと感じます。テレビ画面で流れている光
景に、共感してもらい、他人事・プロの仕事と思わせないよう、視聴者と温度差の
ない「ヒト・モノ」がにぎやかに活躍しています。

いまや、アウトレットの訳ありBグレード品が普通で、訳無しAグレード品は過剰品
質扱いとなり割高感がでてきました。

いまや、value for money でそれなりのヒト・モノが安定多数派であります。
参院選挙も安定多数=安心・安全となるのでしょう。

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