金言−528:謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

穏やかに新しい年がはじまりました。
2001年12月2日の創刊以来、長期にわたりお付き合いいただきまして誠にあ
りがとうございます。

人生の節目では、アイスホッケーの試合終了直前のように、一発逆転を狙いゴール
キーパーをベンチに下げて全員で攻める戦術をとることが多く、そのため手薄とな
った守りをあっけなく破られて大敗するパターンを繰り返してまいりました。1昨
年からは、リスク優先を心がけてきました。それにもかかわらず昨年は3月の天下
大乱の影響で瀬戸際まで追い込まれました。

福島で生まれ、横浜で社会人として暮らし、そして家族と共に神戸に引っ越し、バ
ブルがはじけ、離婚と阪神大震災で大切なものをいくつか失い、そして故郷に戻っ
たところ東日本大震災と福島原発事故で避難所暮らし。天にむかって一言「何も悪
いことはしていないのに」とつぶやいた人がおります。自分の分まで贖罪してくれ
たのかと、涙が出る思いです。

1000年に一度の天災・人災を私たちは70~80年のサイクルで経験しました
。祖父は大正の関東大震災、父は米国との戦争、子は欧米との経済戦争に敗れさら
にリーマンショックと東日本大震災。今までは、子は父を超えることはないとあき
らめていましたが、この3年~4年で祖父そして父を超えるのではないかと思い始
めています。捲土重来は期待できなくても、まだ少し時間に余裕がありますから。

せめて、昨年より良い年になりますように!
本年もひきつづき、よろしくお願い申しあげます。

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