金言-249:世の中、変化しています

今年の夏は、「ハンカチ王子」も登場して、高校野球が盛り上がりました。
最近の女子バレーボール界は、プロレスやプロボクシングと同じように、各選手にア
イドルの肩書きのようなキャッチフレーズがつけられるようになりました。大昔は、
集合体としての日本代表チームに「東洋の魔女」とつけられましたが、いまでは、そ
れぞれの選手に、ギミックなキャッチフレーズがついています。今度は、高校野球に
も順番がまわってくるかもしれません。

世の中、変わらなければと生き残れないというのは、少なくとも商いでは定説ですが
、日常生活では、気がつかないうちに、または、気がつかれないうちに、しっかりと
変化しています。

例その1
昭和天皇の大御心が明らかになった後、現職の総理大臣は8月15日に靖国参拝を実
行しました。日本国の象徴である天皇の意思表示に、政治家は影響を受けないという
ことをアピールしたのではないかと思いました。まず、表にでないはずの大御心が日
経新聞という一流のメディアに掲載され、次に首相が靖国参拝をするという事実は、
日本が変化していることを示唆しています。

例その2
先週、太陽系の惑星とされていた「冥王星」が矮惑星に格下げされました。
国際天文学連合が、総会で、多数決で惑星の数を1個減らしました。この国際天文学
連合の主要なスポンサーは米国で、さらに冥王星を発見したのは米国人だという2点
にもかかわらず、世界の天文学者の多数は「冥王星」を惑星から除外する案に賛成し
ました。
米国は、得意のロビー活動をする場がなかったのか、それとも、学者は金の力には影
響を受けないのか、いずれにしても、世界が変わりました。

例その3
あと10日もすると、生まれてくる皇孫の性別が明らかになります。
もし、男子となれば、変わらざるを得ない人たちがでてきます。この人たちの動きに
つれて、世の中もきっと動きます。

◆あとがき

ある株屋さんが、「一流企業とは、社会が必要とする企業で、税金の納付額が多い企
業で、社員が会社を家族に誇れる企業で、自分の人生を使う価値のある企業」である
といっています。
入社試験の面接では、思いつかないでしょう。入社してから、また、転職や起業をし
て始めて、「自分にとって一流企業とは」と自問した時に初めて、これは、まあ納得
できる解だと思います。

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