金言-151:世界を目指すために必要なもの

10月10日は東京五輪開催記念日、晴れの確率が高い日です。
先週、ベンチャー企業のためのベンチャー証券をスローガンに掲げる某証券会社が主
催したセミナーでの柔道家の講話をご紹介します。

1.登壇
講師は上手から登場し、まず聴衆に向かって一礼し、反転して舞台正面に向かって一
礼しました。頭を上げて垂れ幕看板あたりを見たときに首を傾げました。
そのとき、彼はいつものとおり、舞台に掲揚されているはずの国旗と団体または法人
の旗に向かって頭を下げたと思います。彼の道場には、勝負の神様が祀ってあるので
はないでしょうか。この人はアマチュアスポーツ選手として五輪に2度出場し金と銀
のメダルを手にしています。
(ベンチャー企業のイベントには、国旗も社旗もありませんでした。)

2.この国を豊かにしていく
この会社の事業内容が映像で開場に流れました。そのエンディングは、「この国を豊
かにしていく、まずはあなたから」という魅力的なコピーライティングでした。
この国とは日本です。先の大戦で連合国に負けましたが、朝鮮特需で国力回復のタネ
銭をつくり、右肩上がりの成長を続け、ジャパンアズナンバーワンと肩で風を切った
ときもありました。この国が一時のバブルを謳歌しているとき、欧米はICT革命を
しかけていました。以来15年近く、日本は経済戦争で連敗してきました。
ゴールドメダリストの柔道家は、「世界を目指すために必要なもの」と題して講演を
しています。世界制覇を果たしたときには感謝するでしょう、その対象のひとつにこ
の国を加えるべきです。この国を目に見える形で表現しているのは日章旗です。

3.アテネ五輪、女子柔道チームの目標
アテネでは、出場選手のうち1名が敗退、1名が銀メダル、残り全員金メダルでした
。その選手団を支えていた目標は2つあったと聞きました。
1)全員を金メダルにする(コーチの目標)
2)全員で金メダルをとる(選手の目標)
判定ではなく1本をとる試合運びにより、土壇場で逆転負けになるような心の油断を
防いだそうです。

4.やる気
世界を目指すためには、自分が自分に目標を与えなければいけません。他人から与え
られた目標ではがんばれません。ヒトは誇りをもっています。他人に命令されて動く
のを嫌います。指示される環境では、好きなものも苦痛になり継続できなくなります
。自分が自分に課した目標には誇りと自信をもって取り組むことができます。目標は
やる気を表に出してやらないと達成できません。限界まで自分を追い込み、自分の力
の限界を自分で知ることが必要です。100%やって、101%に挑戦する、この1
%を積み重ねていくことで、自分にいままでにはなかった新しい本物の力を身につけ
ていくのです。

5.新しい地平
限界を突き破ったところに未知の可能性を秘めた新たな地平が現れます。
「諦めからは何も生まれません。諦めたら、自分に負けてしまいます。自分で、勝て
る確率を0にしているのです。」
「ピンチは最大のチャンスです。壁の向こうには、大きく成長できるチャンスがあり
ます。自分の知らない新しい自分があります。」
談:平成の三四郎。全日本女子柔道チーム強化コーチ(佐賀県出身)

◆あとがき
先週、あるセミナー会場に開場24時間20分前に到着しました。今まで経験したこ
とのないできごとでした。会場前の公園で、30分待ち、看板もないし、だれも玄関
に集まらないので、集りの悪い人気のないセミナーだと思いながら、ふと案内状を見
て気がつきました。開催期日が翌日でした。会場に着くまで、何回も案内状にかかれ
ている地図を見たり開場時間を見たりしていました。まったく思い込んでいました。

この思い込みは、開催日の2日前から始まりました。3日前までは、家族に正しい開
催日でセミナー出席を話していました。2日前に何かがあり、そのとき予定が1日繰
り上がりました。脳内カレンダーが1日飛びました。1日繰り上げたあとは、何の疑
いもなく行動しました。当日は上場来安値を更新した新興市場銘柄を買い、2時間後
に利益確定売りをして、自分の判断に自信を持った日のことでした。

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