金言-124:出身による気質の違い

1)コメンテータ:ツアコーディネータ
東京と大阪では言葉や食事の味付けなどが違います。広大な中国では地域による違いは日本国内以上と思います。
2)北京人
北方人。おおらかで親しみやすいといわれます。性格はおおざっぱで、細かいことにはこだわらない特徴があります。何よりも友情や名誉、面子を重んじ、見栄を張るところがあります。難しい問題も「没問題」と口約束するケースが多いそうです。しかし一度親しくなると利益にかかわらず相手に協力する暖かさもあります。
3)上海人
南方人。きめ細かく、感情に走らず、実利を追求する経済人。仕事は正確で、ビジネスチャンスをつかむことが得意です。好奇心旺盛で、ビジネスにも積極的にとりいれています。南方は新しいトレンド商品の発信基地になることが多いです。古い伝統に縛られず、合理的な意思決定をする傾向が強く、クールな印象があります。しかしながら、約束は必ず守るので、契約後のトラブルは少ないので、次のビジネスにつながりやすいという面があります。
4)グローバル化
出身地による行動思考パターンの違いは、グローバル化、資本主義化の進んでいる現在では、明確に区別はできなくなっていることでしょうが、完全に消え去ることのないと思います。DNAに組み込まれた違いを踏まえて、未知でリスキーなビジネスチャンスに取り組んでいきたいものです。

◆あとがき
昨日は、春休みにキャンパスを開放している母校で観桜。OBとして、久しぶりに訪れました。バス停からチャペル前のロータリーまで1KMほどの直線道路(桜のトンネル)が当時のままでした。小学校にいくと、すべてが小さく感じるのですが、大学は昔のサイズのままでした。学生食堂が営業中で、310円のカレーライスを食べました。タバコはキャンパス内では販売していませんが、ところどころに、キャンパス内禁煙の看板がありました。芝生には吸殻が落ちていません。

受験勉強を終えて、ようやく始まった大学生活。当時、学生寮では毎晩酒盛り、桜の木の下では、夜中までキャンパスライフを謳歌していたような覚えがあります。今は宴のあとのようです。乗用車の乗り入れを制限し、有料駐車場ができ、ごみ箱は撤去され、芝生はきれいに清掃されて、一見快適なように見えます。独特の書体で書かれた看板や、新宿中央公園の住民と似た気配を発する若者の存在の影すらなく、平和なキャンパスのような感じでした。落書きがないというのは、身の危険を感じないので、なによりです。

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