ビジネスドキュメンテーション「金言」#0

金言−0:僕の目を見てくれ、嘘をついていると思うか。

1)オーナー(発言者):
外資100%の会社の社長

2)事例:

社長が領収書の金額に0を書き足して請求額を一桁水増しした。秘書が経費の処理
をしたところ、経理係が領収書の数字のインクの色、筆圧が違うので不信に思った
。経理係は上司へ報告。この上司は、柔らかい警告をしたところ、社長は「そうい
うことをすると思うか。僕の目を見てくれ、嘘をついていると思うか。」と事実を
否定。

契約している会計事務所に問い合わせたところ、使途不明金の一部として取引先の
接待などに流用している場合もあるので、親会社が問題にしない限り、告発はりス
キーだという。この人を長年、グレーな部分で支えてきたA氏によると、彼は涙を
流してうそをつく詐欺師、頭は良くないがうそつきの天才だという。

うそをつくと、そのうそをごまかすためにさらにうそが必要になってくる。腹心の
部下は「うそばっかりだ」と彼を評価する。しかし、取引先は離れない。ある時、
取引先から「彼のうそは承知している。損にならない限り利用させてもらう。東京
の人はわからないだろうが、地元で、ああいうタイプは信用できない人物と相場が
決まっている。」と教えられた。

3)石を磨く

うそと事実が入り混じって本人は混乱しないのだろうかと余計な心配をしたが、詐
欺師の立派なところは、うそがばれても、後悔しないところだ。後から後からうそ
が溢れ出てくる。無視できない人物と思われるように常にハッタリをきかす。これ
が生存競争を生き残るしかけのひとつかもしれない。

「修行するぞ、修行するぞ」と何回も繰り返してマインドコントロールしたように
、うそで作ったバーチャルな世界をリアルな世界に反映させる技術に長けた人物だ
。一方、取引先は付き合ってご利益のあるうちは、気持ちよく騙されたふりをする

だまされる方が、立場が弱い。負け組みの仲間になってしまう。

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