金言-83:急ぐべからず

1)オーナー:徳川家康

「人生重荷を背負って歩む如し 急ぐべからず」

2)東照宮のおみくじ「大吉」

仕事、交渉、取引:何事も早め早めにしかけるように。時間がかかった分だけ利益が減る。小さなことから大きな成功を得る時。
最後の詰めを誤らないように。油断は大敵。

3)思いやり

結局、大権現さまの遺訓のとおりでしょうか。奥の院の長い石段を登って、もう一息の踊り場に家康公の金言が掲示されています。ユックリ登れば、あとから元気に登ってくる人たちに追い越され、歩みを速めれば息が切れます。重い荷物を背負っているので気を抜けば前に進めません。進むためには、いつもよりがんばらなければいけません。しかしながら、急ぐべからずということですから、潮時を見なければいけません。早め早めのしかけが肝心ですが、盛運を長く維持するには思いやりが必要。つい欲をだしたり、おごり高ぶることは、大きな落とし穴となるそうです。

人の心には、仏も住めば鬼も住む。
鬼を祓って仏をたてる。
水戸黄門の旅姿。

◆あとがき

この週末は、日光旅行しました。猿軍団の舞台を見ました。入場料が高かったのですがそれよりも、意外だったのは、ステージで猿を操る調教師が栃木弁でトークショウをやっていたことでした。東照宮、華厳の滝、ワールドスクエアと観光し、振り返るとここだけ訛っていました。テレビで見ていたので、全国区だと思っていましたが、実は地方の名物のひとつという印象を受けました。

昔、鹿児島にある城山観光ホテルの幹部と仕事をした際聞いた話で、今でもときどき思い出しますが、「大阪に行くと、TVで関西弁を使っている。おかしい。自分たちには理解できない言葉を公共の放送で使っている。」そうです。(鹿児島の人が、関西弁を理解しないということも意外でした。)

ともかく、東照宮の神馬の厩舎にある彫刻のいうとおり、「悪いことは、見ザル、言わザル、聞かザル」ということでしょう。
(見なければ、聞かなければ、言わないのに!)

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