金言-28:電話のとりかた

1)オーナー: 大手都市ホテル宴会販売担当支配人(2人)
宴会販売部門の責任者が部下にスキル・トランスファー(技術を伝授)した内容の一部です。

2)電話に出るときは一オクターブ声を上げなさい(立教大学卒の支配人)

「電話に出るときは、低い声で話してはいけません。一オクターブ声を上げて、明るく元気で大きめな声で対応しなさい。」

お客さまは、前回の笑顔で明るく対応したときのイメージをもちながら、電話をしてきます。低い声で電話にでると、お客さまの購買意欲が冷めてしまいます。

3)電話で名乗ってくれないお客さまへの対応。(明治大学卒の支配人)

この支配人は悪い人です。といっても、刑事民事にかかわる悪い人とか、気配りに欠ける人物のことではありません(潰れかかったSI会社の幹部社員の話題は、現在取り扱っていません)。お客さまにゴマをする見事さ、年配のマダムキラーという部分で悪い人です。当事者間では両方満足しているWIN-WINの関係なのですが、何でもありといったところが、流れに乗れない人には迷惑かと思います。

電話で名乗ってくれないお客さまへの対応。
「わたし、わたし」「おれだ」と言って、電話で名乗ってくれないお客さまには、まず「XX様ですね、この間はありがとうございました」と対応しなさい。「失礼ですがどちら様でしょうか」と聞いてはいけない。これはCRMの基本です。
すると、相手は「違うよ、YYだよ」と名乗ってくれます。そこで、「XX様のお声と本当にそっくりだったもので、つい間違えてしまいました、失礼しました。大変申し訳ありません、YY様」

本当にこの営業のプロは悪い人ですが、すばらしいスキルの持ち主です。

◆あとがき

「また来てね、また電話してね」といわれて夕方電話すると、迷惑そうな低い声で「チーママ」が電話にでることがあります。こちらは、前夜の魅力的な明るい声(アルコールの副作用かもしれません)を期待しているので、一瞬、番号を間違えたのかと不安になります。

これには、少なくとも2つは、言い訳がありそうです。
1) 発信者の番号がでるので、知り合いからの電話でないと警戒します。(こまめに通って、なじみにならないといい返事が期待できないでしょう。)
2) 営業中ではないので、店にいる時のような緊張感がありません。

U子ママへの諫言
営業用のケータイとプライベートのケータイを分けて、お客さまに番号を教えたケータイには、一オクターブ声を上げて明るく応えましょう。

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