金言−599:朝湯のすすめ

会津で遠い親戚の集まりに同席したことがあります。宴たけなわの頃、ふと周りを
みると一升瓶が数本転がっていました。そして、最年少の叔父が定番の「白虎隊」
を歌い始めました。これは、酔いも手伝い、心に染み入る何か哀愁を感じ、目がう
るんできます。横浜出身としては、共有できない思いですが、それでも強権に対抗
する滅びの美学には涙が止まりません。

一転、有名な民謡で酒席は盛り上がります。民謡『会津磐梯山』のなかの囃し言葉
「小原庄助さん、なんで身上つぶした? 朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つ
ぶした、あ~もっともだあ、もっともだ。」をご存じでしょうか。
実際に身上をつぶしたわけではなさそうですが、古き良き時代を楽しんだ方には間
違いないでしょう。

昼下がりの住宅街をポタリングすると、年配者だけが住んでいるような戸建住宅は
、干している洗濯物が少ないことに気が付きます。外出する機会が少ないので汗を
かくこともなく、着替えの回数が減っているのか、それとも、入浴の回数が減って
洗濯物がでないのか、余計なお世話ですが気になります。

団塊の世代としては、「早寝、早起き、朝湯が大好きで」ということで、残り時間
を楽しむ基礎体力を作っていきたいと考えます。野菜中心にしっかりと朝食をとり
、排便後ゆったりと朝湯を楽しむことをおすすめします。それで身上がつぶれるこ
とはありませんね、小原庄助さん♪

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