金言−371:己丑 良いお年をお迎えください

平成20年最終号となりました。
この1年、お付き合いいただきまことにありがとうございました。

26日(金)、官庁は仕事納めでした。実体経済の悪化が深刻さを増し、企業城下
町では雇用が減り自治体は法人住民税収入が大幅に減少することが確実になってい
る昨今、私企業でも年末年始の休暇日数が増えているかもしれません。

何となく活気のない仕事納めの金曜日の午後、新宿で開催されたN証券会社のセミ
ナーを受講しました。テーマは「景気後退期の株式投資」でした。出席人数が6名
で、広いセミナー会場ではなく、社員が日常使う会議室で行われました。飲み物が
セットされた楕円形のテーブルで、ホワイトボードを背にした課長さんの話を聞き
ました。会議室の中は、いつも使っているパソコンやら会議用のツールなどが乱雑
におかれ、まるでN証券の社内会議に出席しているような雰囲気でした。

証券会社の課長さんの話より面白かったことがありました。出席者の中に、定年が
近い管理職らしい人がいました。周りの個人投資家と態度が異なりました。講師の
課長さんの真正面に座ったこの人は、次第に背もたれを倒し、20分も経過すると
横を向いて会議資料を眺め始めました。その失礼な態度はまるで、どこの会社にも
いそうな幹部社員のようでした。きっと、自分の会社の会議室にいるような雰囲気
のなかで、いつもの調子になってしまったのでしょう。この人の動作を見ていて、
面白いと思いました。失笑ものなのですが、退屈しのぎになりました。

しかしながら、このような人がまだ私企業に生き残っているのかと思うと、がっか
りしました。景気後退期にどのように対処するかの提案を若い課長さんがしていま
す。出席者はその提案を参考に年明けの戦術を模索しています。そういう場面で、
この人は勘違いをしているのではないかと感じました。取引関係のない無縁の会社
のことなのですが、こういう人やそれを放置している会社とは付き合いたくないも
のです。

ともかく、まもなく新しい年を迎えます。牛は耕作に従事し万物の種蒔きをする農
耕の象徴とされています。また、牡牛はBULLといい、ウォール街では強気、上
げ相場の象徴です。
100年に1度の混乱に満ちた時代の終わりが始まる年となりますように。

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