金言1161:使う楽しみ

経年劣化でそろそろ寿命を迎えているモノが増えてきました
ほとんど使っていない 無傷で綺麗に保管していても 素材の劣化が進んで所有者の期待に応えられないモノは たとえ買値が非常に高くてもリストラの対象です
革製品はカビが発生しないかぎり 所有者の寿命を超えるモノもあります 
それでも所有者のライフスタイルが変われば不要なモノに変化する場合もあります

今回押し入れから出してみたのは 馬革ショルダーバッグです 
旧CBSソニーファミリークラブの通販で買ったので高額商品 買ったときの状態で箱に入れて保管してきました 2回か3回使いましたが 馬革の長所である軽さはいいのですが なんとなく馴染みませんでした 今では同じモデルがオークションでは送料別で500円です でも500円のモノは傷も使用感もあって良品ではないと注釈がありました 
こちらは無傷で保管状態も良好ですが 日本の小さなカバン屋の作品なので買取価格は1000円にもならないはずです

もう一度 2度目で最後のチャンスをショルダーバッグに与えることにしました
モノは使ってみないと利便性とかしっくり感はわかりません ユーザの期待に応えるモノは ユーザに使う楽しみを提供してくれます ユーザもモノも年々老化が進んできますのでモノが与える利便性も年々変化していきます 10年20年前には快適ではなかったけれど今はちょうどいいとかいうモノもありそうです
そういうことで再デビューの機会を馬革ショルダーバッグに与えました
ホースオイルをたっぷり塗りこんでインナーバッグをいれて収納性を改善して 製作者が意図した使う楽しみを味わいたいと考えます

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