202212-331:負けない暮らし

3年続く疫病の感染拡大第8波が進行中ですが、自分の周りには事業を諦めた人はいません。仕事に勢いがなくなると疎遠になっていきますので諦めたという情報が届く前に音信不通になります。勤め人時代も起業してからも仕事が順調のときにのみお付き合いすることが多かったので、下積み時代やピークアウト後退場したひとたちと知り合う機会はほとんどありませんでした。
若い頃は、例えば財布に10万円入れて、20万円入れている先輩の背中を追いかけていました。自分なりにいつも上を目指して精進に励んでいました。一晩で使うカネが財布に入りきらないので財布は持たないという方が一人いましたが目標にはしませんでした。
その後学んだのは、勝てないときは休むという手口でした。
この方法論を教えてくれた先輩に失望しました、闘いを休むということは勝ちにいくのを諦めた敗者の言い訳だと当時は考えました。勝てない時は和睦、負けたら終戦みたいな言い換えです。余力を残して休養して次の戦いに備えるという気持ちの余裕がなかったわけです。勝てない場合は壁の一番厚いところを狙って玉砕する美学を好みました。玉砕には敗者復活はありません。

何はともあれ、債務無しで負けないように暮らしています。
ネバーギブアップは関係ありません。勝てない相手とは戦いません、近寄りません、負けが避けられないときは減災を考えます。リスク優先は消極的な姿勢とは違います。平常心を保ちやすい賢明な方法論で、かつ、悔いの残らない諦めができる大変都合のいい手口であります。

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