金言-1096:クロサギのセリフ

クロサギ新シリーズが始まりました。
詐欺師が詐欺師を喰う小気味良いシナリオです。
今回はすこし違和感があります。主人公のクロサギは20代の若者。救済する詐欺被害者は50代の高齢者。若者が乱暴な言葉を使い、年長者はそれに敬語で応えています。まるで、職場で年少の上司に支配される年長の部下みたいなシーンです。

実社会でそのような場面は経験していませんが、力関係というのはそういうことなのでしょう。救ってもらいたい人は、詐欺にだまされた原因とか、方法論が同じならまたミスを繰り返すとかを思い知るべきだということと解釈しました。
騙され失ったカネが戻るなら、カネにならないプライドは捨てる覚悟をしろとクロサギは明示しているのでしょう。
プライドを捨てないですむ暮らしを続けたいものだと対岸からつくづく思いました。

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