金言−383:低音ボーイ

営業部門に配属された際に、職場長から最初に受けた指示は「電話口では普段の声
より高い声で話す」ということでした。低い声は聞き取りにくい、気持ちが沈んで
いるように相手方に受け取られるので、普段より高い声で、はきはきと明るく受け
答えをするようにと、教えられました。以来、サラリーマン時代の恩師の教えとし
て当然のこととして実践してまいりました。

最近、某チャンネル経済ニュース番組で、若手のコメント屋さんが低い声で株式市
況や相場動向などを解説しています。これは、ネガティブサプライズでした。何し
ろ、気をいれて聞かないと何を言っているのか聞き取れません。人材不足とは思え
ない業界で、何でこのような男を使うのか、理解できません。深夜の音楽番組とは
違います。聞き手は、寛容ではありません。相場が下がっているときに、低い声で
市況を説明されてはたまりません。ますます、悲観的になってしまいます。

漢字を読み間違える首相、ロレツがまわらない財務大臣を担いでいる国ですから、
私企業の人材がソコソコであっても不思議はないわけですが、それにしても、低音
で話すレポーターを起用する番組プロデューサーの顔が見たいものです。

ところが、先週、株価が大きく反発した日は少し変化がありました。例の低音コメ
ント屋さんの声が少し高くなり、なんとなく笑みが浮かんでいるように感じました
。相場が上昇しても下落しても、この低音コメント屋さんの責任ではないのですが
、相場が大きく上昇するとレポートする側もうれしくなるのでしょう。市場関係者
の明るい雰囲気を反映して、少し明るくなったのかもしれません。

もちろん、受け手側の安堵感が低音ボーイに感情移入されていることもあります。

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