金言-1060:口述筆記から音声テキスト自動変換アプリへ

外資で働いていた頃、英会話が堪能ではなくても日本市場で結果をだすことで日本支社の支配人のポストを5年以上しぶとく維持していたリトルバッドボスがいました。
英語に非常に堪能な秘書を使い口述筆記でコレポンをしていました。先方からの返信も秘書が和訳していました。他の幹部社員も秘書を使っていましたが、コンフィデンシャルな文書は秘書を介さず各自が直接処理していました。社内での覇権争いには無視できない情報管理上、秘書の待遇には気をつかいました。

昨今のAI化の進展で、音声をテキストに変換する情報技術は実用化のレベルにすでに達しています。初期のソフトウェアでは音声変換する前に特定の音声の癖を学習させる必要がありました。今では、だれの声でも瞬時にリアルタイムで認識します。
したがって、ボイスレコーダーにボスが録音してそれを秘書が文字起こしするという手順はなくなりました。スマホアプリで音声がテキストに瞬時に変換され、さらに外国語にも翻訳可能、録音された音声ファイルも読み込んでテキストにしてくれます。
もう、口述筆記は不要になり、コンフィデンシャルな文書も秘書を介さずに相手に届けられるようになりました。

日常生活でも、ボイスメモは全部聞かないと何が録音されているかわかりませんが、テキスト化されていれば一覧表示ができ、瞬時にメモを読むことができます。SNSに投稿する際も、音声テキスト変換で柔らかい表現のコンテンツが投稿可能となります。
便利になりました。利用しない選択肢はございません。

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