202109-593:うそばっかり

外資企業に勤務していた時、日本支社長の素行の悪さに我慢できず、転職したNO2の従業員が残したセリフ。

日本支社長は派手にカネを使いました。
その原資は会社から引き出す会議費、旅費交通費、宣伝費などの水増し請求で蓄えたものです。その一部を子飼いのスタッフの餌代、領収書がもらえない接待などに使いました。大部分は本人の私腹の肥やしでした。
請求できる領収書は末尾に0を書き加えていました。あるとき、領収書を裏から透かしてみた経理係が末尾の0の筆圧が違うことに気がつき、契約している経理事務所の担当者に打診しました。答えは、代表者が不正をしていることを本社が咎めない限り、問題にならないということでした。問題にすると経理係が失職する恐れがあると警告されたとのことでした。
本社に提出するレポートも子飼いの部下を採用するときの履歴書も本社が採用しやすいように改ざんしていました。社内でも取引先でも、悪さは知られていました。
悪さをしている本人は、取引には「ハッタリ」が必要と部下に教えていました。

不正を知って我慢しなかったNO2が転職し、不正をしている本人が居座るという事実。理不尽ですが、よくある話でした。本社は支社長が販管費の一部を着服していることを知ったとしても、それ以上に会社に利益をもたらしている限りは、帳簿に記載されないボーナスとして処理しました。

コロナ感染者数が鎮静化し、総裁選挙でリーダーが代わる真っ只中に、宮家のブランドイメージを著しく傷つけている若者が帰国する気配です。この人も業務履歴にハッタリをかまし、高貴な一族のコネをフル活用して、身銭を切らずに他人の金を使って身の丈を超えた暮らしをしているようです。
このカップルを利用すれば都合がいいと思う商人がいて、本人が周囲の期待に応えている限りは、うそでもハッタリでも詐欺でも、なすがままです。

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