金言-242:良い人

お金に関することになると、良い人が一転悪い人になってしまうことがあります。
そういった元良い人に何人もめぐり合ううちに、人は、性悪説の視点にたち、常に疑
いをもって、一定の範囲を超えないお付き合いをしなければならないことを繰り返し
学習します。

1)良い人その一
子飼いの部下だけ可愛がる幹部がいます。この人は、少年時代は島では神童といわれ
、東京の名門大学を卒業し、そして外資の大企業で職につきました。本来の得意分野
での能力はすばらしいもので、これだけを切り出して評価したら、トリノのシーちゃ
んぐらいの点数がもらえる人物です。ところが、出世すると得意分野での能力だけで
は、勤まらなくなります。頻繁に、とんでもない粗相をするのですが、たいていの場
合は、肩書きと得意分野の別件評価で、「まっいいか、しょうがない」となります。
これから犠牲者になるかも知れない人からこの人のことをきかれた場合、迷惑してい
る人たちは、こう答えます。「良い人ですよ、性格は。」

2)良い人その二
会社の金(販管費)を湯水のように使うトップセールスマンの話です。
この人が生き残っているのは、個人としては会社の利益に最高に貢献し続けているか
らです。使った分と人件費以上に稼いでくれます。人格・人品は、金になりません。
サッカーゲームで例えると、審判の目を盗み、いろいろな反則を仕掛けて、しっかり
得点する、結果をだすプレーヤーです。
品行方正で法令順守するまじめな従業員が、間違いなく会社に利益をもたらしてくれ
るわけではありません。こういう人は、利益を出すという修羅場では信頼性に欠ける
ところがあります。経営者と株主にとって、良い従業員とは、会社に利益をもってく
る、とにかく稼ぐ従業員のことです。
時には審判の目を盗んで反則しても結果を出すセールスマンは、バレない限り、良い
人です。
ただし、こういう信義誠実という面で問題のある人の下で働くと、辛い思いをさせら
れることのほうが多いと想像します。雇用者にとっては両刃の剣となります。

3)良い人その三
「僕の目を見てくれ。僕を信用してくれ」と涙を流して、うそがバレる度に、正直者
になりすまそうとする人がいます。
一方、「自分はそれほど、馬鹿じゃないよ」といって、騙されたふりをする人もいま
す。気持ちよく騙してくれるなら、気分をよくしてくれた分だけ、金を払う(騙され
てやる)というお金持ちがいます。

いつかは、気持ちよく騙されて楽しむ身分になりたいものですね。
「世の中は金と女が仇なり、早く仇にめぐり合いたし」

◆あとがき

先週、朝鮮半島から日本海に7発のミサイルが発射され、わが国は経済的な制裁に一
歩踏み出しました。資源もなく、国が豊かでない国に、周辺国が経済制裁を加えると
、武力行使の口実を与えてしまいます。わが国の指導者が太平洋戦争を選択したのは
、欧米の経済制裁がきっかけであったはずです。戦争は敗戦国の所有物を超法規的に
取得して終わりますが、米国があの国と戦争しても戦利品で戦費を補填することは短
期でも長期でも困難です。

魅力のない特価品を並べて善良な消費者を脅しているようなものです。買わないと撃
つぞと脅迫されて高い買い物をするわけにはまいりません。

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