202105-262:反撃のタイミングが遅れると手遅れ

米国居住経験があって現在日本国内居住の日本国籍の人に対してバイデン大統領から手紙と15万円相当の小切手が届いているそうです。対象者は最大数万人とのこと。
詳細を詰めて総合的に判断するなどと悠長なことはしないで、スピード重視でとにかく実行する、問題が発生すれば都度個別に対応するというのが米国流の問題解決手法だといいます。米国ドラマ24のジャック・バウアーのように、緊急非難と正当防衛とテロリストに対抗する大義が、コンプラより迅速な問題解決を優先しています。
コロナウイルス感染拡大で国民が命の危険に遭遇しているときに、問題が起きたら最終的に責任を取るリーダーが国民の目の前の危険を取り除く意思決定を迅速にするというのは、おそらく意思決定に見合う絶大な権力があり、その結果に責任を負うという風土があるからだと思います。きっと、新大陸で先住民と戦い、欧州の領主や貴族と戦い、無法者と物理的に戦ってきた建国の歴史があるからだと推察します。
我が国はそうではありません、労働者は資本家が与えてくれる賃金と休日をありがたく受け取ってきました。力道山プロレスや高倉健の任侠映画のシナリオは、徹底的に我慢し、我慢しきれなくなって最後の最後に反撃します。興行や演劇では手遅れはありません。でも、現実世界では反撃のタイミングが遅れると手遅れになり回復不能で重大な損害を出すことになります。

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