金言-1010:節目の100年

東叡山寛永寺を開山した天海大僧正は108歳の長寿であったそうです。
天海が徳川家光に送った一句が伝わっています。
長命は粗食(そじき)正直日湯(ひゆ)陀羅尼(だらに)折々ご下風(かふう)遊ばさるべし

江戸時代は人生50年ですから、人の2倍生きた人の長寿の秘訣です。
天海さんの一句を自分なりによみかえると、1日2食、酒タバコ過食を控え、悪さをしない、毎日入浴、過去の失敗を思い出さないおまじない、無理をしない、平常心と、こんなところでしょう♪

現在は、法人も個人も100年が健康寿命の上限かもしれません。
北海道拓殖銀行も山一證券も創業100年の節目に市場から消えました。
「会社も家も3代目が潰す」と祖父がよくいっていたと父が教えてくれました。
ご先祖さまの家業の生糸問屋が3代目の祖父のときに倒産したことをいっていたのかもしれません。
今思えば、祖父から数えて3代目が自分です。本家長男の父が子に警告したのかもしれません。
団塊の世代として、受験戦争からはじまり、大学民主化闘争、バブル崩壊、リーマンショックも2度の大震災も生き延びたのですが、コロナ禍では高齢者としてウイルスの第一ターゲットになっています。いつかはやってくるアフターコロナまで生き延びて、天海さんのように100年の節目を超えることができるかどうか。
結果を楽しんで待つことにしました。

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